症例3

前歯が折れた。動いている歯もありこれからどうなるのか 、心配になってきた。まだまだ、リタイアまでには長い時間がある、老け込むには早い。

。いままで、しゃべる事はできるが空気が漏れているのか、言葉がはっきりしないと言われる。が、食べる事はできると思っている。

食べたいものが全部食べられるとは思っていない、普段支障はないと思っているが、これからどうなるんだろう。噛めなくなったらどうしよう?


 

悩んでいないで治療にかかろう。


 

術前 特徴
 前歯しか残っていない。上の奥歯が残ってはいるが下には歯がないため長年噛んでいない。負担がかかっていた前歯のうち虫歯になっていた歯が噛んでいて折れてしまった。残っている前歯は揺れていて前後に大きく動く。前歯だけでしかかめない生活が長かったので、下顎は前歯で噛む癖がついている。『奥歯で噛む』筋肉を長く使わなかったため、かむ力がよわってしまっている。残っている歯は虫歯にもなっている、歯周病にもやられている。

義歯06

義歯07

義歯08

 

治療方針
 第一段階  
虫歯、歯周病を治し、これから使える歯は残して使えない歯はあきらめて、無くなった部分については入れ歯を入れて奥歯で噛むというリハビリをおこなうとともに入れ歯に慣れる期間を一定期間過ごす。

 義歯09

義歯10

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 第二段階  
口の中が健康になったら、噛み合わせがずれないようにして被せ、入れ歯を入れる。取り戻した健康なお口の状態をできるだけ長く維持管理していくため定期的に歯科を受診する。

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これからは定期健診を受けよう。